Complete text -- "木のよしあしは実で決る"

30 September

木のよしあしは実で決る


古今東西、優れた「叡智」というものは、
どうも、失われる運命のようです。

 古代エジプト、メソポタミア、 
 マヤ、アステカ、
 アトランティス、ムー、、

それらは何れも、
風に乗って運ばれたタネのように、
どこからかやって来て、文明として花を咲かせ、
そして、
時が来て、土に還った。



古代ムー大陸の末裔と伝えられているハワイには、
「カフナ」と呼ばれる、不思議な力を持つシャーマンがいて、
代々、秘教的な知識を受け継いできたそうです。

「カフナ」という言葉は、現代ではややゆがめられたイメージで受け止められているようですが、
本来は、
訓練を受けた達人、力と知識を管理し伝えていく専門家、を指すのだそうです。

 つまり、
 いわゆるサイキックな能力の者だけがカフナなのではなくて、
 彼らは、宗教的な指導者であったり、
 優れた芸術家や職人であったり、
 医者や法律家や、政の助言者であったりする。

けれど、
そのカフナたちのほとんどは、
歴史の中で、主に政治的な意図で 粛正されてしまったのだそうです。

 はたして、
 現代のカフナに、こんな言葉が残されているそうです。
  「木のよしあしは実で決る」

   〜『ハワイアン・ヒーリング―ポリネシアの癒しの智慧』より


「叡智」というものがタネに喩えられるとしたら、
かつての古代の文明も、
そのDNAの幾らかは、 タネのように風に乗り、
海を越え、時を越え、
今も芽吹きの大地を求め、運ばれているのではないでしょうか。

失われたのは、「叡智」というタネではなくて、
それを運ぶ風と、それが芽吹く土壌なのかも知れません。
motoka




17:50:00 | milkyshadows | |
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