Complete text -- "『六ヶ所村ラプソディー』あしがら上映会"

17 February

『六ヶ所村ラプソディー』あしがら上映会



【上映日】
2月23日(土)

【上映スケジュール】
13:30 〜 15:30 第一回上映
15:40 〜 16:00 ミニコンサート
16:15 〜 18:00 非電化製品 発明家 / 藤村靖之氏による講演会
18:15 〜 20:15 第二回上映

【会場】
小田原 川東タウンセンター マロニエ
小田原市中里273-6   0465-47-1515

【料金】
前売:800円
当日:1000円(学割500円)

【問合せ】
『六ヶ所村ラプソディー』あしがら上映会実行委員
ちえのわハウス 0465-49-6045
志村 俊介 090-6190-7694

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鎌仲ひとみ監督からのメッセージ
〜『六ヶ所村ラプソディ』あしがら上映会によせて〜


___六ヶ所村では、核燃料再処理施設の本格稼働が差し迫っているようです。

 差し迫っていたんですが、延期になっているんですよ。1月1日に事故があって、その影響で遅れ込んで、2月の稼働と言っていたのですが「2月は無理だろう、今年度中も無理なんじゃないか」と。でも、日本原燃はそういうことを認めてはいませんが。

___一般のメディアでは、なかなかそういう情報に触れる機会がありません。
 
 マスコミが報道しませんからね。日本原燃はHPで発表するし、地方新聞は経過報告のようなことをやっているんです。でもマスコミを通じて出て来る情報というのは断片です。「いついつ本格稼働します」と言われても、普通の人はその意味が分かりません。
 「ドキュメンタリー」というスタイルで目指していることは、その全体像が分かって、尚かつその本質が分かるということです。自分にとってどういう関係があるのか、どれくらい重要なことなのか、全体像と一つ一つが分かって初めて自分と結びつけて考えられるし、想像することが出来る。でもマスコミがそういう伝え方をしないので、皆知らないし、興味も持てない。そういう状態だと思います。 

___なるほど。こうしたドキュメンタリー映画を自主上映して皆で観るという企画自体が、その先の展開を人々に考えさせるための仕掛けでもあるということですね。

 そうなんですよ。だから一人で観ちゃダメなんです。一人で観たら落ち込むだけ。(笑)
 自主上映は、人と人が繋がる。人の想いと想いが繋がったりする。それを企画して実行しようとする人たちが、地域の問題に直接向き合ってぶつかってみる良い機会なんです。

___2/23に、小田原マロニエで『六ヶ所村ラプソディー』の上映会があります。これから観る方へ、メッセージをいただけますか?

 長い映画なので、リラックスして観てください。(笑)
 どちらかと言うと、答えがあるというより思考を促すように作った映像なので、TVとはずいぶん違うので、「自分から参加して観る」という感じでしょうか。

___参加して観る、、

 与えられるのではなく、自分から一歩踏み出して観る。そうして観れば、見方がすごく変わってくるんじゃないかなぁと思うんです。
 「自分に関係な〜い」ということではなく、「自分とはどう関係があるんだろう?」と踏み込んで観ていただけたら良いと思います。

(08.1.22) 東京工科大学 鎌仲研究室にて


17:50:00 | milkyshadows | |
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