Complete text -- "「アンマ」が日本を抱きしめる日。"

17 June

「アンマ」が日本を抱きしめる日。

journal & report [1/2] 
amma "embracing the world" tour in japan
「アンマ」が日本を抱きしめる日。

28,29 may 2007
@東京調布 味の素スタジアム内 ミズノフットサルプラザ


抱きしめる聖母


___アンマのプログラムの全体像を簡単にご説明いただけますか?

 非常に説明し難いんです。プログラム自体は世界共通のスターンダードモデルがあって、どこでも同じパターンなんです。
 パンフレット見ても、問合せが多いんです。「いったい何時に終わるんですか?」とか。アンマは、一人でもいたら終わらないんです。だから「終わるまでやってます」としか言えないんです。
 不思議なイベントですよね。アンマが来て抱擁してくれる、それだけなんですよ。

___眺めていると、本当に果てしなく一人一人をしっかりと抱きしめて、それを永遠とやっている。

 日本が終わると全米ツアー。その後はヨーロッパ。
 いろいろな宗教者とかいますが、それを実際にやり続けている凄さがアンマにはありますね。しかも一人一人を、誰でも、毎日となると、見てるだけでも感動する。
 彼女のやっていることは、形そのものはヒンドゥー教です。例えばキリスト教のやり方があったり、仏教の儀式の流れがあったりするように。
 日本では仏教やキリスト教は受け入れやすいのですが、ヒンドゥー教となると宗教色に抵抗があるようで残念です。
 アンマは「気づき」をくれる存在です。
 
___実際に触れてみて、アンマってどんな方ですか?

 何なんでしょうね?
 昔の自分を抱っこしてくれたお母さんの優しさを、年に一回来てくれて思いださせてくれる存在。単純明快に抱きしめてくれる。それによって癒される。
 今、癒しブームですよね。アロマだとか、そういったものが肉体を持ったようなものです(笑)。

___「癒し」ってどういうことでしょう?

 僕にとっては、「ストレス」と正反対のものでしょうか(笑)。

___解き放たれる、みたいな感じですか?

 気持ちのプレッシャーや、行き違いなどから解き放されて行くみたいな、そんな感じですかねぇ。

___アンマをまだ知らないたくさんの日本の人に、何かメッセージをいただけますか?

 パンフレットには「抱きしめることが生きること。」って、ちょっと重たいことが書いてありますけど、僕が好きだったのは「昔、お母さんに抱きしめられたこと、覚えてますか? アンマはいつもあなたを抱きしめてくれます。是非いらしてください。」っていうコピーです。それにすごく感動したので、アンマを知らない人にはそう言ってみたい。

___そういうキャッチコピーは、やっぱりボランティアの方が作るのですか?

 ほとんどそうです。最近は、プロがボランティアをしてくれています。相当なプロの方が入ってくれています。

映画『ダルシャン』


___ 『ダルシャン』というドキュメンタリー映画が公開されるそうですね。

 去年、カンヌ映画祭に出品されたんです。ノミネートされて、賞は取れませんでしたが、フランスでは既に一般公開されました。DVDも発売されています。日本ではこれから、2008年に公開されます。

___どんな内容ですか?

 アンマの50歳の生誕祭の「ダルシャン」を、インドのコーチンという場所でやったんです。何万人もの人が集まりました。
 その様子を、インドの文化を織り交ぜてドキュメンタリータッチで紹介している映画です。ヤン・コーネンという監督が撮りました。映像がすごいキレイなんです!

___日本でアンマの知名度が芳しくないのはどうしてでしょう?

 宗教アレルギーでしょう。
 こういう形で行うと、新興宗教のように思われる。後援でついてくれている自治体や教育委員会にしても、マスコミにしても、何か悪いもののように捉えられてしまう。これが仏教やキリスト教だったら違うんでしょうが、ヒンドゥー教だったりすると怪しまれてしまう。海外はそういうことがないですから、全然問題無くできる。
 そういう点、難しいところがあるんです。
(つづく)

[お話]
五十嵐 修 さん / NPO法人 国際チャリティ協会アムリタハート


21:50:00 | milkyshadows | |
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