Archive for 01 April 2007
01 April
ゴミ拾い & 平和推進共同体
___『クリーンピース』って、面白いネーミングですね。
はい。 「ゴミ拾い&平和推進共同体」という名前なんですけど、清掃活動を通して平和な世界を少しでも目指して行こう、と言う気持ちを込めました。
ゴミ拾いだけで完結するのではなくて、自分たちが行動を起こすことで少しずつ何かが変わっていくということを示したいということが心の中にありまして、もっと人が安心して暮らせるような世の中になるように自分たちが行動していきたいと思っています。
___まず、自分たちが動く。。
自分もそうでしたが、何かあったことに対してそれに文句を言ったり批判したり嘆いたり、いくらしても何も変わらないので、その嘆くような現実があるんだったら、それを変えるためには、やはりまず自分が動くことじゃないかと思います。
___それが、たまたまゴミ拾いだった、、?
そうですね。ゴミ拾いという材料、と言ったらおかしいですけど、何かを作っていくためにまず身近に出来ることとしてゴミ拾いを行っています
___具体的にはどんな活動を?
毎月第三日曜日午後2時から小田原市街地のゴミ拾いを1時間程度行ってます。 1年とちょっと、3月で14回実施しました。
___どんなゴミが多いですか?
細かいですけど、タバコの吸殻が一番多いですね。
___どんな人が参加してるんですか?
基本的には自分と繋がりがある人や、バスケットボールでの教え子でしたり、大学の後輩でしたり、またそうゆうところから繋がった人が少しずつ集まってきてくれています。
最初は、15人前後でした。多いときには40〜50人の時もあります。その場合によって結構違います。
___最初はどんな感じで始まったんですか?
当時、自分が小田原高校女子バスケットボールクラブで外部指導者としてバスケットを教えていたんですけど、生活指導の一環と言うか、バスケット以外でも人間の幅を広げて行こうということで、小田原の街に出てゴミを拾い始めたのがきっかけです。
第一回目の清掃活動は城東高校女子バスケット部も協力して頂きまして、合計30名くらいで、小田原駅から海にかけての清掃活動を行いました。
___どうしてゴミ拾いを思い立ったんですか?
Coccoと言う歌手が居るんですけども、『ゴミゼロ大作戦』というビデオを観たときに、ビデオの中で話していることや、その取り組む姿勢に非常に感動して、自分たちでも身近に出来ることから一つずつ始めたいと思って、それでゴミ拾いから始めました。
バスケット部の子は、そのゴミ拾いを決めた日だけではなくて、日常生活の中から目に付いたゴミは必ず拾おうと、約束を決めてやってきました。
凄く高い目標だけではなくて、実現可能な目標を立ててそれを毎日やっていくことで強い意志が育つんじゃないかと、「生活向上10ヶ条」を設けて、部でそれを徹底してやってきました。
___チームのメンバーたちはどんな反応だったんですか?
最初は強制的な部分を感じていたのかもしれないですけど、引退した後に話を聞く中で、生活のことを色々学べたのは非常に大きかったということを言ってくれました。
部活を指導する上で、3年間で完結してしまうんではなくて、その先に何か繋がるものを残したいという気持ちが僕の中ですごくあったので、そうゆう面で彼女たちにそのことが残ったのであれば非常に良かったと思っています。
___意識改革の過程ではやっぱりご苦労がありましたか?
苦労もありましたけど、自分も一緒にやっていたので、続けて姿勢で示していけば大丈夫だと思っていたので、そんなに苦労という苦労はないです。
みんな結構着いてきてくれてありがたいです。
(つづく)