Complete text -- "クリスマスの夢"
23 December
クリスマスの夢
クリスマスの朝、
長く逢えない人の夢をみました。
遠い 再会。
頑なだったのは、 私の方だったのかも知れない。
歳月の流れは、ふたりを戸惑わせたけれど、
彼は、穏やかに コーヒーをいれて、あたりまえに微笑んでくれた。
「また、会えたね」
埋めることの出来ない時間をこえて、
透明な魂と、最小限の言葉で、
彼は私を赦してくれた。
「また会おう」と言って、
私たちは別れた。
最後に見たのは、変わらない彼の後ろ姿。
クリスマスの朝、
長く逢えない人の夢をみました。
もう何年も会えないきりだけど、
今年も遠くから、
感謝と祝福と、愛を贈ります。
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